その男、治療してない歯をいじられ、治療中の歯は激痛をともなった。我が名はボルタレン、そなたの救世主なり

歯医者さんも人間なので
技術力とかピンキリですし
得意分野もあるでしょう

ところでみなさん
歯医者ってどういうタイミングで変えます?

「コロコロ変えるよ」
なんて人もいるのでしょうか

難しいですよね、歯医者選び

ということで
歯医者を変更するに至った事情と

恐ろしい痛みに襲われた
歯の話をしましょう

 

その歯治療してませんけど?

ある日の歯医者の出来事

治療中の歯に仮葢(かりぶた)をしていたが
なんか取れそうだったので
「再度やりなおして欲しい」
とお願いした

仮葢担当は主治医じゃない
女性の医師が担当するのだが
何を思ったか別の歯を仮葢しだした

はぁん?
一体どういうことだろう

「あの、治療してない歯ですけど」
って言った後

その女医は部屋から出て行く

治療していたのは左奥歯
だが今いじってたのは右奥歯

何か問題あったのか?

十数分経って女医が戻ってきて
今度は治療中の歯の仮葢を取ってから
再度ふたをしてくれた

最初の治療は一体なんだったんだ?

「あの、右奥歯ってこのままでいいんですか?」
このままってことはないでしょ

と思い聞いてみた
「そのままで問題ありませんよ」
堂々とした女医の答え

なるほど

これは治療ミスを認めないというヤツだな
この歯医者の評価はグッと下がった

 

治療中の歯だけは最後まで

信用のない医療行為をされたあと
その歯医者に通い続けるか?

自分は通い続けた

というか治療中の歯があるので
「そこは最後までやってよ」
っていう思い

その治療中の左下奥歯だが
神経ギリギリのところまで虫歯があり
削りに削られて銀歯がはめられた

銀歯は金属なので
冷温の食べ物で今までより熱伝導する

それが神経に触れて痛む
それは知っていた

「第二象牙質(だいにぞうげしつ)」
ってのが銀歯と神経の間にできるまで
痛みが続くって話だ

だがその痛みには限度があった

 

痛すぎる!寝れない!

忘れもしない2017年正月の話だ

正月の楽しみと言えば
美味しい料理と浴びるほどの酒だが
酒なんて飲んでられないくらい痛い

歯が痛くて死ぬんじゃないかと思った

幸い、通ってる歯医者の本家は
正月も営業している歯医者で
なんとか診てくれないか頼んだ

「神経に近いから痛む」って言われた
「それはわかるからなんとかしてくれ!」
と、この歯の痛みを訴えたところ

ボルタレン25mg

という薬を10錠もらった
この薬なにやら強力な鎮痛剤らしい

ロキソニンよりさらに強い
そうネット上で噂されていた

とにかく痛すぎるのですぐ飲んだ

ひかない。。
痛みが全然ひかない

「一錠ずつ6時間開けてから飲め」
と言われたが、もうだめだ
1時間しか空いてないけど、もう一錠飲んだ

さらに1時間後、もう一錠飲んだ

計3錠で痛みが和らいだ
がしかし、寒気が襲来した

完全に間違った服用
だが、耐えられない痛みを我慢するよりマシ
本能がそう言ってる

6時間開けて二錠飲む
これで数日耐え切った

 

ここまできたら根性よ

ボルタレンがすぐなくなったので
再度もらいにいった

「薬の減りが早すぎますね、
あまりに痛ければ神経抜きますよ?」
と言われた

神経抜かない方がいいって言われたから
ここまで我慢してたんだけど?
という怒りがこみあげた

だが同時に葛藤もあった
神経抜いた方が楽になる

でも
「ここまできて神経抜いたら、
痛みに耐えてきた俺の汗と努力が無駄になる」
と、意味不明な根性論
神経を抜かない方向を選ばせた

その後数回
ボルタレンをもらいにいって
一錠でも痛みがひくようになる

ついに痛くなくなった

 

そして歯医者を変えた

その痛めた左下奥歯は
半年後に腫れてきて再度痛み出した

そして自分は
違う歯医者を選び、歩み出した

自分を苦しめていた歯は
神経がやられていたらしい

結局、神経を抜いた

新しい歯医者は
全部で席が4つほどで広くなく
一人の患者に集中して治療してくれる

そう言われれば
以前の歯医者は主治医が
治療中によく退席してたなぁ

なんてことを思い出した

医療に関しては
100%医師を信頼するしかない

虫歯を削るって言っても
どのくらい削るかは
医者の技術というか裁量に任されるからね

まぁ
医者を批判する前に

「歯磨けよ」
って自分に言いたいね