『はたらく細胞 1巻』かっこよすぎる細胞たち!私は、その活動に感謝して生きようと誓った

2017年8月2日

はたらく細胞1巻の感想とまとめ

著者:清水茜(しみずあかね)

初版:2015年7月9日

雑誌:月刊少年シリウス 

 

体の中で起こる日常が

この作品の中に埋め込まれてる

 

体の中は戦いだ

つまり人間は戦いながら生きている

そのことに気づかされた

俺の体が愛おしい

 

第1話 肺炎球菌

好きなシーン
くしゃみロケットのところ
始まりの場面
血管内皮細胞が壊れる
終わりの場面
白血球、雑菌を惨殺
主な登場順
赤血球 AE3803、細菌(肺炎球菌)、白血球(好中球)U-1146番、マクロファージ、血小板、ヘルパーT細胞、キラーT細胞
雑多な感想

細胞の一つ一つが主人公

ためになりながらもユーモラスな漫画だ

知識が武器になる例である

 

細菌が体内に入り込み

その度に日夜戦ってる白血球が

確実に俺の体内に存在してる

そいつは俺自身でもある

つまり俺は闘っている

知らぬところで闘い続けてることを知ろう

 

第2話 スギ花粉アレルギー

好きなシーン
ヒスタミンが大量に出てくるとこ
始まりの場面
スギ花粉、メテオの如く降る
終わりの場面
ステロイド、激しくお仕事する
主な登場順
ヘルパーT細胞、スギ花粉のアレルゲン、赤血球、白血球、記憶細胞、B細胞(抗体産生細胞)、マスト細胞(肥満細胞)、ステロイド(副腎皮質ホルモン)
雑多な感想

なぜ花粉症になるのか

どういうメカニズムなのか

とても勉強になる漫画だが

実際はもっと複雑なんだろうな

 

絵は雰囲気を記憶に定着させる素晴らしいものだが

細かい専門用語は思い出せない…

抗体って何を作るんだっけ?

 

登場人物たちは

皆一生懸命自分の仕事しただけなのだが

それが災いを引き起こす訳だ

記憶細胞はなんなんだろ

予言するだけで食い止める作用はないのか

 

第3話 インフルエンザ

好きなシーン
ナイーブT細胞の活性化シーン
始まりの場面
ナイーブT細胞、ゾンビ細胞に出会う
終わりの場面
A型インフルエンザウィルス、現れる
主な登場順
ナイーブT細胞、インフルエンザウィルス、白血球、マクロファージ、キラーT細胞(細胞障害性T細胞)、メモリーT細胞、樹上細胞、エフェクターT細胞、B細胞
雑多な感想

T細胞達の活躍がめざましい

まさに今時期のインフルエンザウィルスが

身体の中でどう闘ってるかわかる

 

彼らは寝てる間も働いてくれて

本人に分かるように

熱をあげろ、水を飲め!

と叫んでいるのだろう

 

体を愛したくなるね

常に俺のことを考えて行動してくれるなんて

そんなやつどこにいる?

 

第4話 すり傷

好きなシーン
血球たちが穴へ落ちていく様
始まりの場面
血小板、何かを運ぶ
終わりの場面
血球たち、フィブリンにくっつく
主な登場順
血小板、赤血球、白血球、細菌ども、黄色ブドウ球菌、化膿レンサ球菌
雑多な感想

小さなかすり傷でも血が出るってことは

体内から体外へ放出されるということだ

二度と戻ってこれない外へ

血球たちにとっては恐怖だな

 

外が恐怖ってことは

体内が心地よいということだ

日常が平和なものであれば

細胞たちの心も安らぐ

それは精神の安らぎにも繋がる

俺は体内にコントロールされて

生かされてるのかもしれない