友人の結婚式の中で俺はおっさんだった話
ついつい忘れてしまうんだ
結婚式という華やかな舞台の中で
舞い上がり酒を飲み心がほどけ
おっさんの年齢であることを一切忘れてしまうんだ
しかも新郎とは20歳くらいからの付き合いで
会えば若かりし20代の過去話に花が咲き
気持ちが若々しくなってくる
当然同じ年齢と境遇のメンバーも集まってるし
景色が当時のままなんだ
だからより一層気持ちは20代
今の俺は30台半ばのおっさんだ
で、
3次会での出来事だ
新郎新婦友人が集まる中でふと我に返る
もしや俺が1番歳上か?
はっ!となった
いつのまにか俺はこのメンバーの中で
1番おじさんに位置している
おっさんヒエラルキーの頂点にいる!
この3次会を振り返ってみると
俺はおっさんと既婚者を振りかざしてた気がする
結婚した夫婦あるある
子育てあるある
そしておっさん特有の人生の持論
これらを惜しげもなく解き放つ
何を雄弁に語ることがあろうか
大した経験もないおっさんなのに
いい気になりやがって
恥ずかしいぜ
はたから見たら滑稽な姿が目に浮かぶ
既婚者へのお世辞マニュアルとしてよく採用されるのは
「2児のパパとは思えない!」
そうつまり、若いねってこと
これね言われるほうは嬉しいよね
だって心は若いんだもの
酔ってるし、悪い気はさっぱりしないね
いい歳なんだよなぁ俺も
おっさんという事実を
分かっていながら分かってない
複雑な気持ちにさせた結婚式であった
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