うちの子は「女の子」だと認識し始めた父親、なぜ今更?鍵は「おままごと」にあった!
子どもが女の子だと
父親はある壁にぶつかってしまう
そいつは「おままごと」だ
男の子として培ってきた世界観とは
まるで別の世界で生きる女の子
その体験談をご覧いただきたい
いつ頃の話か
2017(平成29年)6月頃
父親(自分):35歳1ヶ月
母親(嫁):34歳7ヶ月
長女:3歳2ヶ月
次女:4ヶ月
父親とのおままごとは破綻する
父親はおままごとが苦手である
男全員に当てはまらないかもしれないが
おままごとの道を通って来なかった人がほとんどだろう
なので見事に長女と噛み合わない
「大人なんだからそこは器用にやれよ」
って思うだろうけど、おままごとは難しいんだよ…
長女が想像する世界を、、
このドールハウス中心のワールドを
娘とシンクロしその世界に浸らなければいけない
同じ世界にいないと設定がめちゃめちゃになる
交通事故で救急車に運ばれて大変とか
アンパンマンとカレーパンマンが喧嘩するとか
男がやりたがるアクションは不要なのだ!
おままごとというのは、ずっと平和なんだ
車にのってみんなでピクニックに行くはずが
途中で宇宙人にさらわれた!
って設定に持ち込んでしまうこの父親に
長女は唖然とするしかない。。。
自分自身が考えるおままごと面白さは
・突発的な事件が起こる
・そこから話が広がり誰かが危機的状況になる
・誰かヒーローが助ける
・みんな助かってめでたしめでたし
起承転結があってこの方が面白い
でもそれじゃダメなんだ!
平和じゃないと破綻する
だから難しい…
こうして、
父親と一緒にドールハウス遊びはしなくなり
「おかあさんと遊ぶ」
と、父は蚊帳の外になってしまった
中心となるのはドールハウス
3歳になって与えたおもちゃで大きめなものは
・お医者さんセット
・プラレール
・ドールハウス
ここらへんなわけだが
長女がついに目覚めたのが
ドールハウスである
長女の頭の中はドールハウスを中心に
おままごとの世界を広げていく
ドールハウスが言わばホーム
ホームってのは帰ってくる場所であり
起点となるところなのだ
寝て起きる、食事をする、
誰かを迎い入れる、遊びにいく
全ての起点がこのドールハウスにある
プラレールで電車に乗るのも
お医者さんに行くのも
全て二次的なものと言える
娘が求めていたおままごとの形の
完成形なのかもしれない
前座になったが輝き出したおもちゃ
今まで家に存在したおもちゃの中で学研のブロックがあるが
これは以外な活用法がある
作り方によっては、車や飛行機など移動手段になるし
ちょっと大きいけど、椅子やテーブルも作れる
立体的に作るのではなく
敷き詰めるように平らに作ればお庭になる
ブロックは新しい形でその役目を果たしている
コルクの積み木もあるのだが
これもブロックと似たような役目で
近くの公園という役割を担うことができる
あと積み木は三角形もあるので
すべり台として代用することも可能なのだ
そして今まで
それ単品としてしか扱われなかった小物たちが
活き活きとしてきた
電話なんかは何か注文する時など使えるし
家の中に虫が入って来るという設定もありになった
父親としておままごとに割り込むのは
ブロック作りなどの外の世界からでも有りなので
前座のおもちゃはいい役割をしてる
輝けない父とおもちゃ
ちょっとだけ悲しいのは「プラレール」だ
こいつはなかなかドールハウスとの組み合わせが難しく
他のおもちゃと混じり合わず単品で動く
単品でかつ想像力が働く素晴らしいものなのだが
作って動かすまでが一番の喜びだ
おままごとは、その先の妄想遊びなので
プラレール側としては厳しい
一度作り始めるとスペースもとってしまう
お父さんはプラレールで
すっごいやつ作る自信あるけどね
飽きられちゃうよね
お父さんもプラレールも可哀想である
ということだけ記しておきたい
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