『重版出来! 1巻』出版の成り立ちというか、本屋とその裏で動く人の努力に驚かされたこの一冊!
重版出来(じゅうはんしゅったい)1巻の感想とまとめ
著者:松田奈緒子(まつだなおこ)
初版:2013年4月3日
雑誌:月刊!スピリッツ
出版業界を通して人の生き方、考え方がみえてくる漫画
共感できる考え方が多くとても面白い
特に運についての考え方は
自分が生きる参考になった
仕事に熱い想いを捧げる人ってのは
いつだってかっこいいね
毎日成長できる人間でありたいと思わせてくれた
第一刷 黒沢心参上!
- 好きなシーン
- その場限りのやる気を見せる面接前の小島くん
- 始まりの場面
- 黒沢心、願掛けをする
- 終わりの場面
- 黒沢心、重版出来の光景を目の当たりにする
- 主な登場順
- 黒沢心(くろさわこころ)、人事の日田(にった)、和田編集長、五百旗頭(いおきべ)、柔道部員、小島くん、専務、社長、沙羅ちゃん
- 雑多な感想
-
サバサバ系のガツガツした
体育会系女子っていいよなぁ
柔道で言うと猪熊柔みたいな
ハツラツって言葉が似合う人ね
清掃員に扮した社長が言う
体軸が一本通っている人間って男女問わずかっけー
黒沢心の表情にもそれがでてる
20社落ちたのは嘘だろ?
こういう人間こそ会社に欲しい
第二刷 ドラゴン危機一髪!
- 好きなシーン
- 頑張ってという声かけにカチンとくる漫画家
- 始まりの場面
- 黒沢心、厳しい朝練の夢
- 終わりの場面
- 五百旗頭、酒がうまい
- 主な登場順
- 黒沢心、五百旗頭、和田編集長、オーノヨシヒト先生、三蔵山龍(みくらやまりゅう)先生、三蔵山のアシスタント、河さん、三蔵山門下生
- 雑多な感想
-
編集長がタイガースファンで
その勝ち負けが仕事に影響するっていう光景
苦手なタイプだなぁ
しかも立場的に偉い人
こういう人の扱いがうまい人は
仕事できる人だろうな
自分の不器用さが嫌になる
漫画家の苦悩とそのメンタルが見えた話だったけど
頑張ってるけど報われない奴いるよね
何が足りないのか自分では気づき難い
でも師を蔑ろにするのは良くない
うまくいかない奴の典型を見た気がする
第三刷 Do The Right Thing! 正しい行いをせよ!
- 好きなシーン
- 浮浪者により運の使い方を教えられるシーン
- 始まりの場面
- 黒沢心、自販機のラッキー釣り銭
- 終わりの場面
- 社長、宝くじ当選券をヤギに食わせる
- 主な登場順
- 黒沢心、壬生(みぶ)さん、和田編集長、社長(久慈勝(くじまさる))、過去の社長と母親、浮浪者の老人(聖なる預言者)、五百旗頭、社長の家族
- 雑多な感想
-
今回の話は凄く好きだ
運は貯められる
という思想はまさに俺もそう思う
見極めろ。
運ば使いこなせ。
どこで運を使えばいいのか
目に見えないだけに難しい
目に見えない運をなぜ信じるのか
一つは麻雀の経験かな
あのゲームには運とか流れがある
引きがいい時は本当にいい
運がいいとしか説明がつかない
俺も運を貯める行動をしよう
第四刷 売らん哉!松
- 好きなシーン
- 漫画好きではないことを見抜かれるとこ
- 始まりの場面
- 黒沢心、理解のない母親に嘆く
- 終わりの場面
- 岡、メモ帳を見ながら仕掛け出す
- 主な登場順
- 黒沢心、心のママ、壬生さん、五百旗頭、和田編集長、営業の小泉(こいずみ)、営業課長の岡(おか)、ミサトさん、八丹カズオ(はったんかずお)先生担当の菊池(きくち)、五百旗頭、タマルハイツ先生担当の安井さん
- 雑多な感想
-
この文句たらたらの母親から
なぜ黒沢心が産まれたのか不思議である
なんの仕事するにせよ自分の子が一生懸命なのに
そんな否定する言い方はしなくていいだろう
理想を強要する親にはなっちゃいかん
こいつは反面教師として役立つ
生きていれば苦い経験もする
この和田編集長と営業の岡さんにも
辛い過去があり背負ってるものがある
この二人が話し合ってるシーンは
ジーンとくるものがある
第五刷 売らん哉!竹
- 好きなシーン
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漫画は、面白くても売れるとは限らない。
と本屋さんが語るシーン
- 始まりの場面
- 小泉、斜陽な出版業界に悩む
- 終わりの場面
- 小泉、ユーレイ営業のままなのか
- 主な登場順
- 小泉純、岡、黒沢心、八丹カズオ先生、菊池、和田編集長、コミック担当長の木俣、河さん
- 雑多な感想
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本って手でバラすんかいな
っていう衝撃のシーンだった
黒沢が馬鹿力だからか?千切れるもんかな
コミックを売るための営業努力ってのは
買う側からすると見えないところで
普段は気にもしないのだが
別視点で考えるきっかけになる話だった
幽霊部員がいれば社員もいる
俺の居場所はここではない
と思った瞬間に幽霊になるよね
幽霊はつらい、人生に迷い行き場を失い
生き幽霊になりそうになる、たまに
第六刷 売らん哉!梅
- 好きなシーン
- 小泉の靴が擦り減ってるところ
- 始まりの場面
- 八丹カズオの母から編集部にみかん
- 終わりの場面
- 小泉、黒沢心に感謝
- 主な登場順
- 菊池、壬生、黒沢心、小泉、岡、八丹カズオとその家族、木俣さん、岡の嫁
- 雑多な感想
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一生懸命だった奴に訪れる
得体の知れない高揚感、浮遊感
最高だよな、俺も何度かある
その時の光景は焼きついて忘れない
半端では辿りつけない
悩んで、考えて、行動して、吐きそうになって
なんとか見える一筋の光明
それを探り当ててまだ一歩
小泉君の躍進を願う
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