死んだ人のやることだ

2017年5月23日

なぜ悪いのかわからないまま

大人になってしまった一つの出来事として

「死んだ人のやることだ」マナーがある

「死んだ人のやることだ」は母親の口癖だ

ばあちゃんから継承されてきたんだろう

 

葬儀では日常と逆のことをやるらしい

それを「逆さごと」と言うのだが

生まれて初めて耳にしたし

母親はこの単語知ってんのか?

 

ここ最近母親が所用でウチにきて日常を送る中

注意されて初めて知った逆さごとは

「水にお湯を入れない」だ

おいおい、焼酎でお湯割りしないか?

どうなんだ、とツッコミたくなるが

普通はお湯に水を入れて調整だそうだ

 

またでたよ、普通

俺に普通やあたりまえを押し付けないでー

だいたい、先にお湯入れて水で調整だと

火傷するでしょ?

耐熱性じゃないコップに熱湯はいかんでしょ?

いまいちわからんこの普通

 

死者のすることは忌み嫌われる

理屈じゃないんだ

だって本気で怒ってくるし

怒りスイッチが刷り込まれてる

 

自分の子供にはどう説明するか

筋が通らないことを押し付けるのは嫌いだ

噛み砕き納得したうえで

「伝承である」

と子供に伝えていきたい

 

逆さごと含め、嫌われるマナーや

タブーみたいなのは結構ある

ちょっと書き出してみる

・水にお湯を注ぐ

・布団を上下逆にかける

・北枕

・屏風を逆にする

・和服を左前に着る

・紐の縦結び

・ごはんに箸を立てる

・箸と箸で食べ物を渡す

・二人同時に料理を挟む

 

ここに挙げたモノ以外で

箸に関するものは非常に多い

内容見てみると確かにマナー違反だな

と納得するものばかり

 

ふむ、飼いならされてる